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検診に行ってきました。

実母の運転する車で日赤まで連れて行ってもらったものの、
やっぱり外出はまだまだ緊張する。
その緊張が娘にも伝わったのか、娘の顔が少しこわばっていた。
赤ちゃんでも緊張するのかね、おかしかったなぁ。

娘は初診なので、初診手続きをして小児保健部へ。
予約は「午後」という枠で、1時から4時の間なので、
早めに行ったんだ。どれだけ待つかわからないしね。

まずは身長と体重を量ったよ。
身長53cm、体重3.9kg。
いつからとなく沐浴時に重く感じてたから、
特に母乳足りてるかどうかなんて心配してなかったけど、
改めて数字で見ると、ちゃんと大きくなってくれてて嬉しい。

その後、ちょっと授乳して、助産師さんから問診を受けた。
一日に授乳はどれくらい、とか、ウンチの色、頻度などきかれたよ。
げっぷがうまく出来なくて、よく吐き戻しをするんだけど、
これは、手を尽くしてるのなら仕方のないこと。
あとは、頭皮が一部かさかさしてることを相談したら、
皮脂の分泌が盛んになってくるから石鹸で洗ってあげましょう、と。
そうか、今まで通りの沐浴で大丈夫だな。
今後の予防接種のはなしもあった。
そうだね、考えなきゃ。渋谷区の助成もチェックしなくちゃ。

その後、小児科医の診察。
これは少し待ったなぁ。待ってる間、周りの赤ちゃんをみて
うちの子は可愛いなぁと親バカ的思いをめぐらせながら。

小児保健部は、定期健診、予防接種、心理相談を受けてくれるところ。
なので、赤ちゃんだけじゃなくてもうすこし月例の大きい子もいて、
あの子はどれくらいかな、とか、首が座ったらラクそうだなぁとか
いろいろきょろきょろしちゃったよ。

小児科医の診察は、もう、娘泣きっぱなし。
泣き声が大きくて、しかも医師は口元にマスクをしてるから
会話を聞き取るのが大変だったよw

へその緒が一部とれ切れてないからそれだけ処置をしてもらい、
オムツかぶれが多少あるからお薬も出してもらった。
あとは問題なし。

授乳してご機嫌とって、帰路に着いた。

お出かけは一大イベント。すっかり疲れてしまったよ。
でも、よかった、順調だ。
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赤ん坊のいる生活が始まった。
実家ではなく、自宅に帰ってきたよ。

大変なのを承知の上で、
大変だからこそ夫婦でその時間を過ごしたくて、自宅に帰ってきたんだ。
双方の母にお願いして週2~3日お手伝いに来ていただいた。

だいぶワガママだったと思う。
一家の主婦として日常業務がある上に来て頂くんだから
申し訳ないな、と。でも、なんと頼もしく、心強かったことか。
「ママ」業の先輩でもあるわけで、
娘を見ててもらってる間は安心してシャワーを浴びれたよw

自宅に帰ってきて良かったことは、なにより、夫が喜んでくれたこと。
一日一日、どことなくかすかに成長していく娘を見れることに
だいぶシアワセを感じてるようで、
そうおもってくれる夫に対して自分も嬉しくてシアワセ。

はじめは変な感じだったな。
二人で食卓を囲み、テレビを見るときは
出産前と何も変わらない「2人」の空間なのに、
ふと振り返るとベビーラックにはわが子。
食卓を囲む2人も現実だけど、出産したのも現実。
二つの異質な「現実」が同居してる様に慣れなかったな。

「変なカンジだね」
二人でそう話したっけ。

そのうちなんとなくリズムが出来てきた。
2つの現実がちゃんとひとつのものになってきたよ。

2時間おきの授乳を生活の中心に、
朝は夫がまず布オムツを洗濯機にセット、
夫出勤準備に、できるだけおきて朝ごはんを用意。
用意といっても前日に握っておいたおにぎりを温める程度ですけどw

見送って、布オムツを干して、その他洗濯をもう1ラウンド。
合間に昼寝、気がつけばお昼の時間。
時にひとりで残り物ランチ、時にどちらかの母と。

お手伝いに来てくれた時点で、シャワーを浴びてようやくスッキリ。
なんとなく眠ることが出来ず、洗濯の続きだったり、
浅い昼寝だったりして、ウダウダ過ごしているうちに夕方。

夕食は手伝いに来てくれたどちらかの母のお手製。
大抵の場合は夫の帰りを待って一緒に食べ、
その後夫に沐浴してもらう。

0時ごろ就寝。
就寝といっても、授乳は2時間おきくらいなので
寝たり起きたりですけど。
んで、ぬぼーっと眠いまま朝を迎えて繰り返し。

平日はそんな感じ。
休日は、自ら夕飯を作る。
簡単なものばかりだけどね。
んま、しかたない。

自宅に帰ってきて、もうひとつ良かったことは
床上げ後の、本当の日常生活の想像がつくこと。
赤ちゃんのいる生活リズムを改めて作ることもないし、
その過程で感じるストレスは断然少ないと思う。

そろそろ1ヶ月。
今の気持ちはそんな感じ。

区役所へ出生届を出しに。
実母に車で連れて行ってもらったけど、
初めての子連れ外出に、抱いて歩くだけで緊張したよ。

出生届、子ども手当ての申請
子ども医療費助成の申請をしてきたよ。

あぁ、これで娘の戸籍が出来た。
ウチは3人家族なんだ。
正式に名前もついたね。

ゆいちゃん、これからよろしくね。

実母が車で迎えに来てくれた。
前日購入していただいた、チャイルドシートをつけ。

たった5日世間と離れただけだけど、
その5日間はこれまでの人生で経験したことのない時間だったせいか、
外の世界はヨソのものに感じた。

知ってる道を通っているのに、
見慣れた風景なのに、
はては、自分の国なのに、
なんだかえらく新鮮で、かつ、緊張が走る。

これから当分、何をするにも
娘同様、ママとして「初めて」のものになろう。
そういった緊張を、帰り道に感じたんだろうな。

がんばれ、アタシ。

生まれて直後から母子同室。
それは個室、大部屋関係なく。
日赤はユニセフから認定を受けた「赤ちゃんに優しい病院」。
母乳育児を中心にママと赤ちゃんの絆を深めるべく入院生活を過ごす。

最初はしんどかったなぁ。
顔を真っ赤にして、息も詰まらん勢いで泣く我が子に、
抱き上げてもその勢いは止まらなくて、
おっぱいをあげようにも乳首を口に含んでくれなかったり
とりあえず落ち着かせて、と思うけど
何をどうしたら落ち着いてくれるのか、
ほとほと困ったり。

授乳の時間をメモするよう授乳チェック表が配られたけど、
分娩当日(16日)と翌日(17日)は授乳のその頻繁さに、
「メモをする意味があるのか?」と半ば放棄。
だって、あまりにもしょっちゅうなんだもん・・・。
まだ出ないから、娘もすぐおなかが空くだろうし。

娘専用授乳機と化して疲れてきた18日(2日目)、
あらためてチェック表を見る。

☆赤ちゃんのおっぱいを欲しがるサイン☆
・おっぱいを吸うように口を動かす
・おっぱいを吸うときにような音を立てる
・手を口に持っていく
・素早く目を動かす
・クーとかハーというような柔らかい声を出す
・むずがる

うん、そうだな、泣かれる前に授乳してしまえ!
とココロあらためメモを取り始めたw
その夜、ほぼ徹夜。

P1090279.JPG<1時間に2回、3回というときも・・・>

でもこの徹夜が功を奏したか、
翌朝19日(3日目)からなんとなーくリズムが出来てきた。

おっぱいのマッサージも助産師さんにしてもらった。
乳は、結局血液からできるので
あっためて血行を良くして胸板からよく揉み解して
乳首も柔らかく、乳腺がひらくように360度満遍なくもみしごいて。
痛みもあったけど、だいぶ違った。
さらに背中も揉んでもらった。
まだ授乳の際の姿勢が自分でうまく確立できてなくて、
ついつい前にかがんで姿勢悪くなっちゃうようで、
気がつけば背中が痛かった。
これも気をつけないと。

授乳に関しては、
「体重も増え始めたし、徹夜した甲斐があったね、がんばったね」
そう助産師さんに言ってもらえて自信が芽生えて光が見えた気分。

20日(4日目)から21日(退院日)にかけては
なんと100gも体重が増えた。

育児は、もちろん授乳だけじゃないけど、
この授乳に自信の光が早々に見えたのはだいぶ大きいと思う。
出産前は「授乳合宿だなぁ」とちょっと自信なかったけど
結果的にこの病院を選んでよかったなと思った。

ご飯もおいしかったよ。
病院とはいえ、病人じゃないから病院食じゃないよね。

100916menu.jpg<メニューの一部>

2200kcalも食べるんだもん。
すごい量だよ。

IMG_0018.jpg
<ある日の昼はそばが出た♪海老天つき>

IMG_0022.jpg






<夕飯。黒むつ照焼。夜食にパンがついてる>

これだけの量を食べていいんだ!と思った。
おやつも出たけど、
全粒粉くるみクッキー3枚とか、スイートポテトとか
そういったもの。

退院後の生活について助産師さんよりお話があった。
骨盤だけでなく、体中の関節が柔らかくなっているとのこと。
なので、授乳の際も意識して姿勢よくしているようにと。
足をナナメに、お姉さん座りなんてダメだってことだね。
昔は母乳のためにお餅が良いといわれていたけど、
豊かな食生活の現在、このうえお餅を食べたら過剰摂取だとのこと。
間食は、病院の食事で出ていた程度のものならよいとのこと。
糖分の摂りすぎはだめっちゅーことですね。
普段の生活は、病院での生活と同程度の活動量でと。
上げ膳据え膳が基本、持っていい重いものは赤ちゃんだけ。

そうか、これからは
赤ちゃんと共に自分自身の、両方のケアをしていかんと。

母体は退院前日に診察を、
赤ちゃんは退院日に小児科医に診てもらって
無事退院の許可を得ました。

検診からの帰路、
もうすぐかもしれないよーと、夫にメールをして
なんとなく、まっすぐ帰ってきてもらうことにした。

健診で疲れちゃったから外食しようと夫を誘い、
駅前のいつも中華屋さんでいつものメニューを。

夜は、そろそろ名前をちゃんと考えようということで
二人でPCの前であーだこーだ。

0時。コップン。
はじける音がした。

!!!なんだ?
は、は、破水か?!!

トイレに駆け込み、ちょっと匂いをかいでみる。
尿意は、ない。これは、うむ、きっと破水だ!
トイレから出て夫にその旨を告げ、
夫は長期戦に備えて5分でシャワーを浴び、
その間、こちらは病院に電話。
来てくださいとのことなので入院荷物を再確認して夫と家を出た。

タクシーで日赤医療センターまで。
どきどきがとまらない。ついに始まるか。

0時40分頃、病院に到着。
まずNSTで胎児の様子とハリを見て、続いて内診。
それまでおさまっていた破水が、内診で再開。
あ、これは間違いなく破水ですね、入院です。

そういわれたものの、
このタイミングで分娩は猛ラッシュだったようで、
なかなか部屋が空かず、2時くらいまで診察室で待たされた。
この間に不定期に痛みはあったけど、まったく耐えられるものだった。

ようやく分娩室に通された。
きれいな部屋だなぁ。分娩台はあるものの、ホテルの一室みたいだね。
そう夫と話す余裕が、そのときにはまだあった。

分娩台でひとまず休む。うとうと。
うとうとの合間に前駆陣痛が来た。
不定期に来る痛み。
痛みが来るたびに、意識して深呼吸をする。
痛いものは痛いし、体中に力が入る。
深呼吸で体の力を抜くよう努めるが、なんと難しいものか。

いつのまにか、
下半身が言うことをきかなくなるような痛みが定期的にきた。
あ、きっと、いきみたいって感覚、これだ。
ぐぐぐっと力が勝手に下半身に入る。
たぶん、5時すぎ。
そういや、カーテン越しの外は
真っ暗ではなくなっていたような記憶がある。

陣痛の合間、夫に深呼吸のカウントをしてもらうも、
どうも力が入って息を吐くことが出来ない。
このときはつらかったなぁ。
分娩台の手すりに手を突っ張って、声を殺していた。

陣痛の間はもう、朦朧。
下半身に力が入って、もうどうにも我慢できない頃、
分娩台の周りには人が増えていた。
誰が誰と認識できてなかったけど、助産師さんや医師のはず。

ここからは痛みと記憶が交互に断片。
髪の毛が見えましたよって言われたような。
もうラクにいきんでしまっていいよといわれたような。
顔を上げて、ほら、見える?ときかれたような。
そして、そんな余裕はなかったような・・・。

んで、次には、取り上げられていた。
胸に置かれて、だきしめた。
あ、性別見てない。
あ、女の子だぁ。

幸せは幸せ、それとは別に後産がしんどかった。
卵膜がうまくはがれなくて、結構無理やりとられたような。
お産自体より、この方が痛みがあったな。
お産は、赤ちゃんもがんばってくれるからね・・・。

その日のお産ラッシュはまだ続いていたようで、
通常なら2時間ほどそこでカンガルーケアなのだけど、
さっさと部屋を移動することになった。

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