ある日、何かのきっかけで
パパがヒトの進化について話をした。
昔はヒトは猿だったんだよ、とか、
アフリカから、ある人たちはアジアに、
ある人たちはアメリカまで、移動してきたらしいよという
大雑把な講義を、食事中にしたのさ。
そしたらその講義を娘は気に入ったようで、
その数日後の夕食時にもまた、
「この前みたいな話、して」とパパにお願いしてた。
どんな話がどんなタイミングでどんな角度で興味を引くもんか、
わからないもんだねぇ。
またある日、
パパがyoutubeでヒトの進化についての特番を探してきて
見せてみた。
番組の進行で、ナビゲーター役の俳優が
ネアンデルタール人に変身し、絶滅を語った時、
「この人(=俳優)は死んじゃったの?」の問いに
「いや、この人(=俳優)は死んでないよ、
ネアンデルタール人という種類が死んじゃったんだよ」と説明したり、
「なんで死んじゃったのに、ここにいるの?」
「いや、それはテレビを見てる人がわかりやすいように
この人が特殊メイクっていう特別なお化粧で、変身して見せたんだよ」
などなど、思いがけない質疑応答になるなど。
まだ時間の概念があやふやで、例えば「祖先」を説明するにも、
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんの…ずーっとずーっと前、と説明したり。
他の言葉で言い換えられるうちは、自分もちゃんと理解してるんだなと安心するけど、
そのうち、なんとなく理解しているが言い換えられない事項が出てくるんだろうな。
図鑑が大好きだった夫と違って、私は博学ではないが、
5歳児レベルに翻訳するのは夫より私の方がうまいと思うので、
夫から講義を受けて、娘に授けることも出てくるかもしれないな。
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