パパの帰宅を待つ。
「パパ、きっと今頃バスに乗ってるよ。」
「そろそろかなぁ、バスの次はタクシーに乗ってるかなぁ。」
そう娘に話しながら夕食準備。
「パパ、まだかなぁ」というので、
「んー、もうすぐかもしれないね。お外見てみたら?
タクシーに乗って帰ってくると思うよ」と伝えると、
カーテンにもぐって、外を眺め始めた。
飽きもせずに見てるなぁと思っていたら
「パパ、帰ってきたよ」と大まじめな顔してカーテンから顔を出した。
(またまたぁ。ほんとかなぁ。わかるのかなぁ)と思い
ママも外をのぞくと、家の前にタクシーが止まっていた。
すでに乗客は降りたあとの様子。
再度「パパ、かえってきたよ!」という娘の言葉と同時に、
インターフォンがなった。
すごいな、よくわかったな。
わかるもんなのかな。わかるか。
外は既に暗いし、
パパを頭上から見ることなんてなかろうに。
15日ぶりの再会。
結構興奮して相手してもらって、甘えていた。
ベッドに入ったのはいつもどおりだけど、
眠りに着いたのはいつもよりも30分も遅かった。
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