2歳になったらおっぱいとばいばいするよーと
いい聞かせること数ヶ月。
ついにこの日が来た。
午前中、おっぱいとばいばいするよと伝えながら最後の授乳。
いろいろ思い出して、ママはもう涙止まらず。
出産から2日後、
完徹でおっぱいあげて、そこから苦しくなくなったなぁ。
しっかりたくさん飲んでくれて、かつ、十分に出ていたのだろう、
幸い乳腺炎とか、足りなくて粉ミルクが必要になったとか、
トラブルはなかったなぁ。
歯が生え始めて以降、かまれるのではとビクビクしていたけど、
かまれたのは寝ぼけて1度くらいだったなぁ。
寝かしつけには添い乳が必須で、
んまぁ、そうしてしまったのは私なんだけど、
とにかくおっぱいがないとだめだったなぁ。
飲んでいないおっぱいを手で触るようになったのはここ数ヶ月の話。
痛いからやめてと手をよけると、時に怒り狂って泣いたなぁ。
明け方の授乳、お互い寝ぼけているのに
もう勝手わかってるもので、パクッ!と的確にパイをくわえる様には
毎度のことながら感心したなぁ。
そのときの顔は、新生児のときと変わらなかったなぁ。
保育園に冷凍母乳をせっせと持って行ったなぁ。
職場の応接で昼休みに閉じこもってたなぁ。
保育園に行き始めてすぐは、150mlくらい出て持っていけたけど
しばらくしたらせいぜい100mlだったなぁ。
このまま減ってしまうのでは?と思ったけど、その後そのまま続いたなぁ。
保育園から帰宅後、まずはおっぱいで
手洗いさせつつ、せかされてたなぁ。
あの時間がなければはやく夕食作りに取り掛かれていたのにと
イライラしてしまう日もあったなぁ。
おっぱいーっ、と言いながらニコニコと
パイをいじるさまはかわいかったなぁ。
授乳が終わって「ごちそうさま?」と確認すると、
「うん」といいながらブラジャーを元に戻そうとして、
さらに、たくし上げていた服も戻そうとしてくれたなぁ。
「ママ、飲む?」とおっぱい勧めてくれたことも1度。
真剣な顔で、おっぱい持ち上げながらw
ひつじのぬいぐるみのメイちゃんにも
おっぱい飲まそうと、譲っていたこともあったなぁ。
泣き止ます最後の手段におっぱい乱用してたなぁ。
これからどうなるのかなぁ。
いろいろ思いをめぐらせて、
ひとしきり飲んで、ぱいよりも他のものに興味が移りだしたところで、
「ばいばいだよ」といいながら乳首に絆創膏はってお別れ。
両乳はろうとしたところで、「おっぱいー!」と
別れ惜しんで飲むこと数回。
とにかくパイとバイバイした。
もう、ママは涙が止まらない。
娘は多少のぐずり。
ここで、お誕生日プレゼントをだしてあげた。
すっかり興味はそちらへ。
昼寝は、出かけることでベビーカーでうとうと。
お風呂はパパに入れてもらい、いよいよ難関の寝かしつけ。
「おっぱいー!」
「あっちー!(=寝室から出たい!)」
「ママーっ!」
泣き叫ぶ娘に「ねんねー」と呪文のように唱えたり、
背中とんとんしたり、抱きしめたり、手を握ったり。
途中、「おっぱいバイバイしたよね」と確認したり。
40分ほど暴れて、最後はうつぶせでねんね。
0時ごろ、ママがベッドに入るときに眠りが浅くなって、
このときも背中トントンや「ねんねー」の呪文、
麦茶ご提供でなんとか収束。
明け方5時ごろも同様。
その翌日の寝かしつけは、前日よりはすこーし時簡短縮。
「おっぱいー」「あっちー!」「ママー」の3語は相変わらず叫ぶけど、
前日よりも「おっぱいー」が減った気がする。
明け方はお茶を飲んでスーッと寝た。
日中、ふとしたときに
「いしゃい(=2歳)、おっぱい、ないないね。」と、
言い聞かせてるんだか確認してるんだか、そんな言葉が時々出てきた。
頭では理解してるんだね。
うれしさ半分、切なさ半分。
数ヶ月も前から娘に言い聞かせて、
娘が果たしてどれだけ理解したかは分からない。
数ヶ月前から言い聞かせていた相手は、
娘ではなく自分かもしれないなぁ。
泣き叫ぶ声は切なく感じつつも、気持ちは折れなかった。
まったく折れるそぶりはなった。
いいきかせて、心の準備をして、よかった。
娘もママも、ひとつ成長・・・と思えるようにしたいね。
まだしばらく困難な寝かしつけは続くと思うけど。
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