そう遠くないうちに
娘はおっぱいから卒業するだろう。
もう残り1年もない。
眠りに就くとき、眠りに戻るとき
パイをふくんでないとなかなか寝付けない点は
時にもどかしく、面倒くさく、
そして体勢的にシンドイこともあった。
自分が作った習慣に、あのときから違う方法を試していれば・・・と
思うときもあった。
栄養を主に食事から取るようになってからのパイは
精神安定剤のようなもので、
風邪のとき、手持無沙汰な時、離れたくないとき、
保育園から帰宅した時、
飲むでもなく、くわえて膝から降りない。
出来るだけ、娘が自分からひざを降りるまで
話しかけたり、一緒にテレビを見ながら解説したり、
もしくはギュギュッと抱きしめながら待つ。
ふと乳首からはなれて遊ぶことも多い。
服をかぶせて、いないいないばぁとしたり、
指でさわってみたり、つまもうとしたり。
かとおもえば、パクッと口に含む。
その時の娘の優しい顔は、
ママだけが見られる特別な顔だと思う。
普段のニコニコとはまた違う、
満たされて、愛でて、ちょっと照れて、
すごくあったかい優しい笑顔。
この時にしか見かけない、笑顔。
この顔を見ているとき、
もう世界には何の心配をすることもなく、
時間も超越して、ただ二人あたたかい空気に包まれて
永遠の平和を感じる。
この顔を思い出すとき、
幸せすぎて涙が出てくる。
大事な存在、大事な時間をおもい、胸が苦しくなる。
とくに母乳のトラブルもなく、乳首にトラブルもなく、
こんなに幸せな時間を得られたことに、
すごくすごく満たされて感謝の気持ちになる。
そう遠くないうちに卒業になる。
その時までこの時間もあの笑顔も大事にしたいし、
よいかたちで卒業できればいいなと思う。
おっぱいをやめる具体的な予定はまだないけど、
最近すごくそう思う。
こう書いている間にも、ボロボロと泣いているw
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